どうも、たくろーです。
今年のゴールデンウィークは、長野県の白樺湖に夫婦で3泊の旅行をしてきました。我々夫婦はオーベルジュが好きなので、湖近くにある宿泊施設「オーベルジュビストロフィガロ」に泊まるのを目的として、白樺湖あたりでのんびりしようと思ったのです。
さて、YouTubeで「白樺湖」と検索すると廃墟探索の動画が出てきたりと、なかなか寂れてるイメージの場所でしたので「GWなのに全然人いなかったらどうしよう」とか言っていたのですが……
めちゃくちゃ混んでました。
ここ数年はご時世的に閑古鳥が鳴いていたみたいなのですが、2023年GWから人混みが復活したみたいです。
旅行先として「白樺湖ってどうなのかな」と思っている方に、ゴールデンウィークの白樺湖の様子やアクセスについてお伝えしてゆきます。
白樺湖とは
白樺湖は、長野県茅野市にある人工湖です。
標高1,400mくらいの高地にあるということで、5月の気候はまさに札幌市内と同じくらいでした。なのでまだギリギリ咲いている桜の木もあったくらい。
湖の外周は4kmほどで、歩きやすい遊歩道も整備されていますので、1時間もあれば歩いて1周できるような規模感です。ドラクエウォークがそこそこ捗りました。
なお湖畔には蕎麦屋、コーヒーショップ、アクティビティ施設などが思ったよりもたくさん軒を連ね、子連れも楽しめるようなミニ遊園地や動物園も。
バスなどで少し移動すれば車山高原というハイキングスポットもあり、今回は3泊4日の旅程でちょうど一通り楽しめました。スキーの季節になったらまた違う楽しみ方になると思いますが、春夏はゆったり観光できるスポットです。
白樺湖のおすすめ観光・グルメ
それでは今回遊んだ中で「いいじゃん」と思った、白樺湖周辺のおすすめ観光スポットやグルメ情報をご紹介していきます。
手漕ぎボートやスワンボートで湖を遊覧
白樺湖には貸しボート乗り場が数カ所あり、スワンボートや手漕ぎボートがレンタルできます。種類によって30分あたり1,000円〜1,800円の料金で、池を自由に遊覧できます。
なおメインの白樺湖のほか、リゾートローソン付近にある規模の小さい湖では遊園地のフリーパスでスワンボートに乗れますので、子連れの方はこっちが良いかもしれません。
鯉の餌が売られたりしていますので、スワンボートから鯉に餌をやるというのんびりした遊びも楽しめます。
池の平神社に参拝
白樺湖には、湖に面した鳥居のある「池の平神社」があります。柏原神社の分社として天照大神や大山祇神などが祀られており、山や湖に関するご利益が賜れます。
ボートからも参拝できますし、散歩の際に陸続きに歩いて行くこともできます。
我々は歩いていってお参りしました。
ちなみに白樺湖旅行の帰りの電車(あずさ号)が倒木によって3時間遅れて予約していた飛行機に乗れず、追加で1泊宿をとって飛行機も取り直してえらい出費になったのですが、参拝したご利益がなかったらもっと大変なことになっていたのでしょうか。くそう。
朝日ヶ丘の手打ち蕎麦に舌鼓
長野といえば蕎麦。
というわけで白樺湖周辺にも蕎麦屋がたくさんあるのですが、とくに老舗の店舗が「朝日ヶ丘」というお店です。店主がこだわって自分たちで蕎麦畑を持っており、まさにすべて自家製の蕎麦が提供されているお店です。
そばに加えて「ニジマスことこと煮」と「山菜の天ぷら」をいただきましたが、素朴で優しい味わいの品でした。
違いのわかる大人の旅におすすめな店舗です。
カリオモンのコーヒーで一服
白樺湖のほとりには、本格派のコーヒーショップ「カリオモン」があります。
ここは焙煎体験などもできるお店になっており、ホットとアイスどちらも挽きたてのコーヒーがいただけます。今回はアイスをいただきましたが、めちゃくちゃ美味い。
世の中には喫茶店と名乗っているのに作り置きの酸化したようなアイスコーヒーを出すクソみたいな店舗もありますが、カリオモンのアイスコーヒーはめちゃくちゃ美味くて、店主のこだわりを感じる良いお店でした。
テイクアウトもできますので、散歩しながらいただくのもおすすめです。
車山高原でハイキング
白樺湖からバスで10分ほど移動したところに、車山高原というスポットがあります。
冬はスキー場になるところで、車山山頂は標高1,925m。山にはリフトで登ることもできますし、ハイキング感覚で歩いて登ることもできます。
今回はウォーキングにハマっていることもあって歩いて登りましたが、ふもとから山頂まで80分くらいで着きました。看板にもたしか80分ほどと書いてあったので、本当に記載通り。
ただけっこうしんどかったので、普段まったく歩いてない人とかはやめたほうがいいかもしれません。
(ちなみに我々が登ったとき、ブーツを履いた女性を連れたカップルとすれ違いましたが、微妙に険悪なムードになっていました。)
なお山頂には車山神社があって参拝でき、また周辺の山々を見下ろせる絶景を楽しめました。
リフトの中腹駅があるスポットにはピザが食べられるレストランもあり、帰りはそこでちょっと休憩。
犬を連れている家族とか、子供連れの家族とかも登っていましたし、中腹からリフトに乗ったりもできますので、行けるところまで行ってみてはいかがでしょうか。
リゾートローソン付近でのんびり休憩
白樺湖にはかなり大きいリゾートローソンがあるのですが、ここが観光客の憩いの場になっていました。
朝イチはそれほどでもありませんでしたが、昼の3時や4時くらいになるとレジが行列になって10分待ちくらいの混み具合に。さすがにゴールデンウィークなどの大型連休以外でそんなに混むことはないようですが、かなりの人気スポットでした。
リゾートローソンを出たところのテラスから池を眺めたり、ローソンの屋上から池を眺めたり、池の周辺にレジャーシートを敷いて池を眺めたりもできます。
平和な環境でした。
白樺湖観光の注意点
今回旅行してみて思った、白樺湖観光の注意点についてもお伝えしておきます。
日によって風がめっちゃ強い
我々は今回3泊4日で行ったのですが、3日目と4日目の帰りはめちゃくちゃ風が強くて大変でした。
3日目にスワンボートに乗ったのですが、乗ってる間に地震があってアラートは鳴るわ、めちゃくちゃ強風になってきて漕いでも漕いでも元の場所に戻れないわで大変でした。
風が強くなる気配があったら、少なくともボートに乗るのは避けておいたほうが無難です。
一応ボート屋さん側も風が強くなってきたらレンタル中止にしていましたが、自衛も大切だとわかりました。
繁忙期は子供向け施設がありえないほど混む
宿の人いわく「こんなに混むゴールデンウィークは久しぶり」ということでしたが、白樺湖周辺の子供向け遊園地や動物園が驚くほど混んでいました。
一つのアトラクションに乗るために2〜3時間は並んでるんじゃないかと思うくらい、半端ない人の量。(流れの早さはわかりませんが、朝から夕方までずっと人混みでした)
あとパターゴルフもめちゃくちゃ混んでて「平成初期かな?」と思いました。大人になってからパターゴルフが混んでるの初めて見ました。なんかいいですね。
逆に子供は興味がないような、コーヒーショップや蕎麦屋などはそんなに混雑していませんでしたので、大人の旅としては穴場のスポットかもしれません。
季節によっては微妙なスポットも
白樺湖のほとりには「黄金アカシアの丘」という、リフトで登った先でお花畑を眺められるスポットがあります。
ただこれ、花が咲くのは夏以降らしくて、ゴールデンウィーク時点では一人1,000円くらい払ってリフトで登ったのに花がまったく咲いてないという絶望スポットになっていました。
思ってたんとちがう。
「ピーターラビットの森」という催しは開かれていましたが、花畑になるであろう場所はただの草原&耕された畑でした。
白樺湖に限らないことだとは思いますが、季節によっては「なんもないやん」となるスポットもあるかもしれませんので、その点はご注意ください。
電車やバスをつかった白樺湖へのアクセス
今回我々は札幌から公共交通機関とタクシーのみで白樺湖に向かいました。
ざっくり整理すると、下記のとおり。
新千歳空港から羽田まで飛行機で移動
↓
羽田から新宿まで電車(モノレール+山手線)で移動
(1人1,000円くらい)
↓
新宿から茅野駅まで電車(あずさ○号)で移動
(乗車料+指定席&特急料金で1人5,000円ちょっと)
↓
茅野駅から白樺湖の宿までタクシーで移動
(8,000円〜10,000円くらい)
こうやって整理すると、まあまあの交通費がかかっています。
とくに困ったのが、茅野駅から白樺湖までの移動手段です。
白樺湖にアクセスが良いのは茅野駅か諏訪駅からなのですが、どちらも白樺湖行きのバスの本数が全然ありませんでした。あとシーズンによっても本数が変わるみたいで、なかなか予定を立てるのが難しい。
なのであきらめてタクシーで行ったのですが、パックでレンタカーを借りれたりするなら、そのほうが圧倒的にお得な気はします。(我々はペーパードライバーすぎてタクシー一択でした)
ちなみに茅野駅はけっこういい感じに開発されていて、時間をつぶせる施設はたくさんあります。新しめのカフェやレストランが入っているのはもちろん、無料でつかえる憩いスペースなども。
茅野駅に早く着く分には良いかと思いますので、余裕を持って移動して、できればバスなどで動けると安上がりです。
白樺湖旅行はなかなか良かった
実際に白樺湖に行く前は、YouTubeで調べても「廃墟」みたいな動画しか出てこないし、観光動画があっても冬の様子だしで不安でしたが、実際に行ってみるとなんともいい感じのスポットでした。
子供連れの方はキッズエリアでヘトヘトになるまで遊べると思いますし、我々のような夫婦2人旅行でもいろいろと観光を楽しめました。
春夏の白樺湖旅行、検討してみてはいかがでしょうか。