どうも、たくろーです。
今回は知る人ぞ知る北海道長沼の隠れ宿「maoiqnokoya」へ泊まってきました。
1棟貸切なので、他の利用者とは一切接触せず、ご時世的にもぴったりな宿。車がないとアクセスしにく場所なので敬遠していたのですが、どうやら公共交通機関で行けそうだということで、この度「電車+バス+徒歩」で行ってきました。
※ちなみに我が家は車なし生活を送っています。
そんな素敵なmaoiqnokoyaの冬の風景や、アクセス情報などをご紹介します。
maoiqnokoyaとは
maoiqnokoya(@maoiqnokoya)は、北海道長沼町にある「作家さんのための一等貸切アトリエ」として用意されている一棟貸切の宿。屋根裏部屋にベッドがある小屋のような宿と、隣にあるアトリエを貸切で利用できる施設です。
ちなみに作家さんじゃなくても、普通に貸し別荘感覚で利用できます。周囲にはほぼ何もない森の中に小屋がありますので、昼や夜はほとんど何も聞こえず、朝は鳥の鳴き声だけが聞こえるような静かな環境で過ごせました。
敷地内には「MAOIQ」と「MAOIQ komfort」という別の宿泊施設もあり、それぞれ違ったコンセプトの貸切宿として営業されています。
施設名 | maoiqnokoya |
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住所 | 〒069-1316 北海道夕張郡長沼町加賀団体(MAOIQと同住所) |
地図 | google map |
公式サイト | maoiqnokoya |
maoiqnokoyaに泊まってみた!感想レビュー
今回maoiqnokoyaへ1泊しましたが、一言で言えば「昔の小屋暮らし」を体感できるような宿でした。
便利でめちゃくちゃくつろげるかと言われると微妙かもしれませんが、「自然の中で暮らすとこんな感じなのか」という雰囲気を味わえるところですね。あと、何よりオシャレです。
そんなmaoiqnokoyaの設備などを少しご紹介します。
maoiqnokoyaを紹介
まずはメインの宿泊施設から。吹き抜けでロフトのある作りになっていて、ロフトには木製の階段で登ります。
ロフトは屋根裏部屋のようなベッドルームになっていました。
三角窓から双眼鏡で鳥を眺めたり、まるでハイジの家にきたような生活を体感できます。とはいえコンセントはベッドについていて、スマホも充電できました。Wi-Fiも使えます。
またキッチンまわりも、必要十分な家電や設備が用意されていました。
バルミューダのオーブンレンジに、冷蔵庫、ドラム式洗濯機、IHのコンロにポットや鍋などの調理器具は一通り揃っていました。バスルームはシャワーで、洗面台とトイレも綺麗です。
バスタオルやシャンプーなどの基本的なアイテムはもちろん、アメニティは歯ブラシと体を洗うタオル、コットンが付属していました。
さてmaoiqnokoyaといえば、インスタでもよく写真がアップされている窓際のテーブルです。
大きな窓の外に、北海道らしい自然を臨める空間になっていました。
外のテラスには鳥の餌を入れておくトレイが設置されていて、朝になると小鳥たちが集まってきます。
ちなみに鳥が集まってくるのは冬季だけみたいですので、寒い季節の特権ですね。鳥の餌は、オーナーが部屋に用意してくれていました。
ちなみに人間用には、朝ごはん用のパンや、平飼い卵、コーヒー豆などがサービスでついてきます。
とても素敵な空間でした。
隣のアトリエを紹介
maoiqnokoyaの宿泊者限定で、隣のアトリエも利用できます。
アトリエもオシャレな小屋になっています。冬はめちゃくちゃ寒いんじゃないかと思っていたのですが、なんと薪ストーブを楽しめるサービスも。
薪ストーブのおかげで、半袖でも過ごせるくらい暖かくなります。
ちなみに僕は淹れたコーヒーを持ってきて、macbookを開いて少しドヤ顔で作業しました。宿泊施設の方のWi-Fiがギリギリ届くので、なんとかブログも書けます。
なお上記の写真では「エプロンがついたドア」が見えると思いますが、ここはフォロワー17万人を誇る「ふうちゃん」がインスタライブなどで使う部屋、その名も「ふうちゃんの部屋」になっています。
ふうちゃんファンにはたまらないアトリエですね。
maoiqnokoyaに泊まる際に知っておきたいこと
今回実際にmaoiqnokoyaに宿泊してみて、これは事前に知っておいた方が良いかなというところをまとめました。
買い出しは必須なので注意
公式サイトにも記載されていますが、泊まるにあたって買い出しは必須です。キッチンはついていますので、夕食用の食材を買っていくか、あるいはレトルトなどを買っていくと良いかもしれません。
冷凍庫には冷凍のピザやミートパイがあり、オプションで利用できます。(1枚1,500円〜くらいです)
ちなみに我が家は「ベーコン・ビーフシチューのルー・玉ねぎ・惣菜パン」だけ買っていって、シチューにしました。あとはオプションの冷凍ピザを一枚いただいて、なかなか良い感じの夕食に。
食器は、maoiqnokoyaにあるものを自由に使えます。
アンティークでいっぱいなので、少々気は遣う
公式サイトでは「小さなお子様に関しては添い寝であれば無料」と書いてありますが、動き回れるくらいのお子様を連れていくのは怖いかもしれません。
アンティークの食器が自由に使えるように置いてあったり、すべて木造のアンティーク家具で揃えられていたりするので、子供がいると壊してしまわないか気が気でならないと思います。
というか、大人でも少々気を遣いました。
家族団欒でリラックスするための宿ではなく、自然の中での丁寧な小屋暮らしを体感できる宿ですね。リラックスするなら、MAOIQやMAOIQ komfortの方が良いのかもしれません。
maoiqnokoyaへのアクセス
ここではmaoiqnokoyaへのアクセス情報をご紹介します。
ちなみに僕は今回、札幌から「地下鉄+バス+タクシー」で行くルートを使いました。公共交通機関を使うなら、これが一番おすすめです。
大きく分けて4種類のアクセス情報をまとめました。
車で行くルート
車で行くなら、新千歳空港から車で30分。札幌中心からは1時間くらいで到着する程度の道のりです。札幌から行くなら「長沼温泉」を目掛けていくと良いかもしれません。
どちらにせよ、車で行くならMAOIQをナビにセットすればなんとかなると思いますので、道順に従って行って下さい。
札幌からJR+タクシーで行くルート
札幌から「JR+タクシー」で行くルートは、以下の通りです。
JR札幌駅からJR由仁駅へ、電車で1時間程度(片道1,490円)
↓
JR由仁駅からmaoiqnokoyaまで、タクシーで15分程度(片道2,000円程度)
合計で1時間15分くらいかかり、片道3,500円くらいですね。(二人で行くなら、タクシーは割り勘なので合計5,000円くらい)
地図を見ると「JR古山駅」の方がmaoiqnokoyaまで近いのですが、いかんせん古山駅周辺には何もありません。由仁駅の近くで食料などを買い出して、「由仁ハイヤー」にお願いしてタクシーを出してもらった方がスムーズです。
札幌から「地下鉄+バス+タクシー」で行くルート
札幌から「地下鉄+バス+タクシー」で行くルートは、以下の通りです。
札幌から大谷地駅まで、地下鉄乗り継ぎで20分程度(片道290円)
↓
大谷地から長沼温泉までバスで1時間(片道710円)
↓
長沼温泉からmaoiqnokoyaまでタクシーで15分(片道2,000円くらい)
合計で1時間半と少しかかり、片道3,000円くらいですね。
場合により長沼温泉に入ったりして時間調整がしやすいのと、大谷地駅直結のショッピングセンターで買い出しもしやすいのがメリットです。
なお僕がいった時はまだDiDiなどのタクシー配車アプリには対応していなかったので「長沼中央ハイヤー」に電話してタクシーを呼びましたが、5分くらいできてくれました。「MAOIQまで」で通じましたので、これでOKです。
公共交通機関で行くなら、基本的にこのルートがおすすめですね。
新千歳空港から行くルート
なお旅行などで新千歳空港からmaoiqnokoyaへ行く場合は、新千歳空港から大谷地までの空港連絡バスに乗るのが一番わかりやすいかなと思います。
そのあと大谷地から長沼温泉までバスで行き、タクシーを呼ぶと。
大谷地駅直結のショッピングセンターにはサイゼリヤとかスーパーがあって一休みもできるので、このルートがおすすめですね。
maoiqnokoyaの周辺スポット
maoiqnokoyaの周辺の長沼町は、おしゃれな喫茶店やパン屋さんが続々と出店されているエリアになっています。
自然の中で丁寧な暮らしをしたい人には、ピッタリな土地かもしれませんね。
今回実際に実際に行ったり話を聞いたりした「maoiqnokoya周辺のおすすめスポット」を、少しだけご紹介しておきます。
ながぬま温泉
maoiqnokoyaから車で15分くらいの場所に、ながぬま温泉があります。
とは言え温泉街のようなものがあるわけではなく、温泉施設が立っているだけの施設なのですが、ここは美味しいジンギスカンが食べられることでも有名。
もし北海道旅行でmaoiqnokoyaへよるなら、ここでジンギスカンを堪能するのも良いかもしれません。
お食事処 成吉
長沼温泉からmaoiqnokoyaへの道すがらに、成吉という料理店があります。ここもジンギスカンで有名なのですが、地元でもかなり人気のレストランですね。
なおmaoiqnokoyaのオーナーさんは、ここのジンギスカンに惚れ込んで長沼町へ移住してきたそうです。
丘の上珈琲 珈琲考房
長沼温泉からmaoiqnokoyaへ向かう道すがらには「珈琲考房」という老舗の喫茶店があります。
1984年から自家焙煎を続けているという、知る人ぞ知る喫茶店で、今は「1階のおしゃれスペースを貸切で利用できる喫茶店」として営業されています。今回それも利用させてもらいました。
アンティークに囲まれた空間で過ごせる、とても素敵な喫茶店です。
なお珈琲考房からmaoiqnokoyaまでは、徒歩で15分くらいの距離感です。
まとめ
maoiqnokoyaは、自然の中の小屋暮らしを体感できる素敵な隠れ宿です。今回は冬場に利用しましたが、いつか夏にも行ってみたいと思いました。
ちなみに夏になるとお花の花壇が用意されていて、好きな花を摘んで飾って楽しめるそうです。オシャレすぎる。
今回は実際に車がなくても行けましたので、これまでアクセス面で諦めていた方も、ぜひ利用してみてくださいね。