どうも、たくろーです。
今回は「箇条書きは便利だけど、階層構造は意識しよう」というテーマでお話しますね。
僕はwebメディアで編集長として働きつつ、個人でもブロガーやwebライターとして活動している文章のプロです。
「箇条書き」はほとんどのライターさんが自然とできているテクニックですが、本当にたまーーーーに「あれ?」っていう使い方する人がいるんですよね。
今回は箇条書きの正しい書き方やルール、良く使うシチュエーションまで、例文を交えつつ解説していきます。
箇条書きとは?
箇条書きとは、情報を「文」にせず「リスト形式」でまとめる書き方。情報をわかりやすく伝えるための文章テクニックです。
例えば、
僕が好きなフルーツは、モモ、さくらんぼ、いちごです。
上記のような文があったとして、これを箇条書きにすると、
僕が好きなフルーツ
- モモ
- さくらんぼ
- いちご
上記のような形になります。
情報を一覧で確認できますので、とにかく「見やすく、伝わりやすい」というメリットがあるテクニックですね。
ただ並べれば良いというわけではない
「縦に並べれば見やすくなるのか!」と言って、とにかく文じゃなくリストにすれば良いというわけではありません。
例えば、
僕の好きなフルーツと昨日のスケジュールと晩御飯
- モモ
- さくらんぼ
- 朝起きてブログを書いた
- 焼肉
- 仕事から帰ってからもブログを書いた
こんなのはダメです。意味がわかりません。
「ひとかたまりの情報を整理して読みやすくする」のが「箇条書きの目的」ですね。
箇条書きの正しい書き方・4つのルール
それでは「箇条書き」の正しい書き方を見ていきましょう。
ここでは、4つのルールを覚えておいてください。
(これも箇条書きですね。)
1. 並列か時系列で並べる
箇条書きでまとめる情報は、必ず「並列」か「時系列」になります。関連する情報をわかりやすくまとめましょう。
僕の好きな食べ物TOP3
- からあげ
- カレー
- 焼肉
ブログを書く手順
- キーワードを決める
- ユーザーニーズを探る
- 文章構成を作る
- 記事を書く
このように、情報をひとまとまりでわかりやすく伝えます。
2. 綺麗な階層構造にする
箇条書きは、情報が整理されているからこそわかりやすいのです。
それを少し難しく説明した言葉が「階層構造」ですね。
例えばですが、
僕の好きな土地
- 北海道
- 札幌
- 美瑛
- 長野
- 軽井沢
- 兵庫
- 神戸
- 有馬
上記の情報では「都道府県」と「市区町村」が混ざってしまっていて、階層構造が綺麗に整理されていません。
これをまとめるとすれば、
- 北海道
- 長野
- 兵庫
あるいは
- 北海道
・札幌
・美瑛 - 長野
・軽井沢 - 兵庫
・神戸
・有馬
このように、綺麗に整理しましょう。
間違えることが多いのポイントが、この「階層構造」ですね。
3. 縦に並べる
箇条書きは、横ではなく縦に並べます。
縦に並べた方がパッと見たときに読みやすいからですね。
僕の行きたい海外旅行先
・フランス ・スイス ・台湾 ・ハワイ
僕の行きたい海外旅行先
- フランス
- スイス
- 台湾
- ハワイ
「見やすくする、伝わりやすくする」というのが箇条書きの目的ですので、縦に綺麗に並べて見やすくしましょう。
4. 敬語は使わない
100%ダメだと決まっているわけではありませんが、箇条書きは「だ・である調」でまとめるのが基本です。
インスタントコーヒーの淹れ方
- お湯を沸かします
- カップにスプーン一杯のコーヒー粉を入れます
- お湯を注ぎます
- よく混ぜます
インスタントコーヒーの淹れ方
- お湯を沸かす
- カップにスプーン一杯のコーヒー粉を入れる
- お湯を注ぐ
- よく混ぜる
敬語でも100%間違いというわけではありませんが、一般的に「だ・である調」の方が簡潔で読みやすいので、箇条書きの目的に合っていますね。
(その組織やメディアのルールにもよりますので、ルールがあるなら合わせて下さい)
箇条書きを良く使う5つのシチュエーション
では最後に、箇条書きを使いたい「シチュエーション例」をお伝えしておきます。
基本的にはいつでも有益ですが、例えば以下のようなシチュエーションで利用してみて下さい。
ブログ
今回の記事でもたくさん使ってきましたが、ブログは「箇条書き」を使うと効果的です。
ここでは僕の好きなフルーツ3つを、詳しく解説していきます。
- モモ
- さくらんぼ
- いちご
まずモモの良いところは〜〜
とにかくわかりやすくなりますので、積極的に使ってみて下さい。
ビジネスメール
ビジネスメールでも、箇条書きを使うことで「ヌケモレ」を防ぎやすくなります。
ご相談したい要件は3点です。
- 先日の採用面接の件
- スタッフ育成の件
- 次週のスケジュールの件
まず先日の採用面接の件ですが〜〜
一つのメールにいろんなテーマが混ざってしまうようなら、箇条書きを使うとわかりやすくなりますね。
レポート(報告書)
レポートや報告書も、箇条書きを使うと非常にわかりやすくなります。
今回の実験は、下記のグループに分けて行った
- 1日1食のグループ
- 1日2食のグループ
- 1日3食のグループ
グループ間の空腹度の違いは〜〜
わかりやすく伝えるために、箇条書きを利用していきましょう。
手帳のメモ書き
自分しか見ない「メモ書き」も、箇条書きを使うチャンスです。
帰りに買ってくるもの
- ニンジン
- ジャガイモ
- 鶏肉300g
- カレールー
今夜はカレーですね。
脳内整理
最後に、脳内整理をするときも「箇条書き」は有効です。
今の悩み
- 給料が低い
- 働きたくない
- 仕事が難しい
- 遊びたい
「結局自分が何に困っていて、どうすればいいのか?」と整理しやすくなります。箇条書きを利用して、一つずつ解決策を考えていきましょう。
箇条書きを使って、もっとスマートに伝えよう
箇条書きは、とにかく「わかりやすい、伝わりやすい」がメリットの文章テクニックです。
- 並列か時系列で並べる
- 綺麗な階層構造にする
- 縦に並べる
- 敬語は使わない
上記の4つのルールに気をつけて利用していきましょう。
それほど「使ってはいけないシチュエーション」もありませんので、情報を整理して使いたいときは積極的に使っていって下さい。
文章の書き方をもっとおさらいしたい方は、下記の記事も合わせてチェックしていって下さいね。