どうも、たくろーです。
骨伝導イヤホンの「SHOKZ OPENMOVE」を購入しました。
なんとなく気になっていた骨伝導イヤホンを選んだのですが、これが「なるほど」というスペックです。音質を重視したイヤホンやヘッドホンと比べると、耳がオープンになる分「繊細さ」や「重低音」などは損なわれますが、とりあえず快適ですね。
自分だけが聴こえるBGMを流すようなイメージで音楽を聴くとか、オーディオブックを垂れ流すとかの用途だと、なかなか良い感じです。
そんなSHOKZ OPENMOVEをレビューしていきます。
SHOKZ OPENMOVEとは
SHOKZ OPENMOVEは、骨伝導イヤホンのエントリーモデルです。
そもそもSHOKZ(旧:AfterShokz)は、骨伝導イヤホンを専門で開発しているアメリカのオーディオメーカー。言ってしまえば「骨伝導イヤホンといえばSHOKZ」といった感じの立ち位置のモデルですね。
後発メーカーも骨伝導界隈に参入してきていて、探せば4,000円くらいの格安製品も売られていますが「結局SHOKZ使った方がいいよね」といった評判です。
OPENMOVEとその他製品の比較
まず執筆時点だと、SHOKZの骨伝導イヤホンは下記のようなラインナップになっています。
とりあえずわかりやすいところで言えば、ちゃんとしたマイク付きが欲しいならビジネス用の「OPENCOMM」を。完全防水がいいなら「OPENSWIM」が、それぞれ一択になります。
じゃあスポーツ用の中で、どれがどう違うのかという話になりますが、こんな感じです。
比較 | OPENMOVE | OPENRUN | OPENRUN PRO |
最大駆動時間 | 6時間 | 8時間 | 10時間 |
重量 | 29g | 26g | 29g |
防水 | IP55 | IP67 | IP55 |
Bluetooth | 5.1 | 5.1 | 5.1 |
急速充電 | 非対応(MAXまで2時間) | 10分で最大1.5時間使用可 | 5分で最大1.5時間使用可 |
音 | PremiumPitch™2.0 | PremiumPitch™ 2.0+ | Shokz TurboPitch™ |
マイク | あり | あり | あり |
価格(税込) | 11,880円 | 17,880円 | 23,880円 |
OPENMOVEは、まさにエントリーモデルですね。
ガンガンに外を走るならOPENRUNを。音質にこだわるならOPENRUN PROを選ぼうね、という感じでしょうか。
とりあえず普通に使うなら、まずはOPENMOVEでいいかなと思って購入しました。
SHOKZ OPENMOVEをレビュー
そもそもなんで骨伝導イヤホンを買ったのかという話ですが、僕は普通に家で使う用途です。
普段は家のリビングにて、夫婦二人が各々過ごしているのですが、下記の通り派閥が分かれています。
- 僕:なんか音が欲しい派
- 嫁:静かにしてほしい派
「じゃあイヤホンかヘッドホンすればいいじゃん」という話なのですが、喋りかけられたときに反応できないのがちょっとアレで、亀裂が入ったらやだなという。
耳を完全にふさぐタイプのイヤホンはなんか微妙だなと思っている中で「骨伝導イヤホンなら外音も聞こえていいよ」という情報を聞いたので、今回SHOKZ OPENMOVEを買ってみたというわけです。
開封!
SHOKZ OPENMOVEのパッケージはこんな感じで、ちゃんとしてます。アメリカブランドは見た目にこだわるのがいいですね。
同梱物はこんな感じ。
セット内容は「保管用の袋、充電用ケーブル、説明書、保証書、イヤホンを装飾できるシール」です。
「シールね。なるほど」と思って貼ってみました。
なるほど、今回は剥がそう。
そんな感じで、同梱物はシンプルでとくに過不足ありませんでした。しっかりパッケージングされていますので、格安の謎メーカーのように「あれが足りない、これが足りない」なんてことにはならなさそうです。
安定品質ですね。
充電ポートはUSB Type-Cで快適
SHOKZ OPENMOVEの充電ポートはType-Cでした。とくに確認せず買ったのですが、これも良い点ですね。
MacBookAir用の充電ケーブルも使えます。やっぱりこれがいいですね。
スペック上は最大6時間まで使えて、充電時間はマックスまで最大2時間です。
接続や操作は簡単
SHOKZ OPENMOVEは当然ながらBluetooth接続なのですが、操作も簡単です。
電源ボタンを5秒長押しして、ランプが「赤・青」と点滅したら、接続待機中になります。すると接続したいデバイス側のBluetooth設定画面に表示されると思いますので、「OpenMove by Shokz」を選べばOK。
簡単ですね。
あとは電源ボタンを2秒長押しして、ランプが一瞬青に光ったら電源ON。電源ボタンを3秒ほど長押しして、ランプが赤に光ったら「電源OFF」です。
つけ心地は良い感じ。メガネとの干渉もほぼなし
SHOKZ OPENMOVEを実際に装着するときは、後頭部にまわしてつけるような形になります。
イヤホン付近にちょっとボリュームがあるデザインですので「これ、メガネつけたまま付けれるのか?」と思いましたが、とくに問題ありませんでした。
ちなみに写真だとちょっと変な角度になってしまっていますが、本当はイヤホン部分がもう少し耳に近くなります。
音質は「まあこんなもんだな」くらい
SHOKZ OPENMOVEをつかって実際に音を聞いてみました。
音質の感想としては「まあこんなもんだな」くらいです。
そもそもオープンイヤーなので、重低音を出すとか、音バランスを丁寧に表現するとかは難しいと思いますし、さほど期待していません。
反対に「クソ音質だな」とか「こんなもん使えるか」なんてことも思いませんので、その点で十分に及第点です。
その他の骨伝導イヤホンの評判を見ていると「まあこんなもんだな」と思えるくらい、十分にハイスペックな気がします。
骨伝導イヤホンの本領はそこじゃありませんしね。
耳を塞がないのは快適
骨伝導イヤホンの真価は、やはり耳を塞がないこと。そしてヘッドホンほどの締め付けがなく、いろいろなところが痛くなりにくいことです。
バンドは後頭部に回すタイプなので、髪の毛とかにも干渉しません。
あとは、耳になにか突っ込んでいるわけでもないのに音が聞こえるのは不思議な感覚です。「自分にしか聞こえないBGMが流れてる」みたいな感覚で、音を聞けるのが魅力ですね。
「仕事中とか移動中、スポーツ中とかに外音を入れつつなにか垂れ流しにしたい」みたいな用途で、なかなかおすすめなイヤホンです。
まとめ
SHOKZ OPENMOVEはエントリーモデルとはいえ、十分に実用に耐えうる骨伝導イヤホンだと感じました。価格と性能のバランスが良いモデルですね。
音質にこだわるならPROを。防水性能を重視するならRUNを選ぶのもアリです。
ノーブランドでもっと安くて良い製品もあるかもしれませんが、骨伝導イヤホンはまだまだ試行錯誤中のジャンルだと思いますので、ある程度きちんとしたメーカーのものを買っておいた方が損しなさそうではあります。
ぜひ、SHOKZの骨伝導イヤホンを検討してみてください。