どうも、たくろーです。

「一文一義ってなに?どうやって書けばいいの?」

と悩んでいる方へ、一文一義の「文」と「文章」の書き方を解説していきますね。

まず、すべての文章は「1テーマ(一義)」であるべきです。たくさんの話題が飛び交っているような文章は、理解しにくくて読者のためにならないんですよね……。

特にビジネスメールとか、webで検索される記事とかは、要点がわかりやすく書かれている必要があります。

たくろー
たくろー
「こいつ何が言いたいんだろう……」みたいなビジネスメールは、だいたいが「一文一義」になってないのが原因ですね。

とはいえ全部の「文」を「一文一義」にしようとすると、小学生の読書感想文のようなブツ切りの文章になってしまいます。

それはそれで味気ない文章になりますので、適度に取り入れつつ、文章全体はきちんと「一義」でまとめられると良いですね。

なにかしらの文章を書く機会がある方は、ぜひ「一文一義」の文章の書き方をマスターしておきましょう。

一文一義とは?例文を元に解説

一文一義とは?例文を元に解説

「一文一義」とは、一文につき一つのテーマの情報だけを伝える文章テクニックのこと。

複雑な文章よりもシンプルで伝わりやすいため、ビジネスメールや業務マニュアル、ブログなど様々なシチュエーションで取り入れられる手法ですね。

ちなみに、ここでいう「一文」とは

  • 始まりから句点で区切られるまでの「文」
  • 見出し単位や記事単位の「文章」

上記のどちらの意味でも使われます。

例えば「僕は犬が好きだ」という「一文一義」です。

でも「僕は犬が好きだし、猫も好きだし、そういえばプリンが食べたい」という横道にそれたは一義ではありません。

そしてこの記事は「一文一義」の1テーマだけを解説する「文章」なので「一文一義」で書かれていると言えます。

テーマを絞ったわかりやすい文章を書きたいときに「一文一義」を意識すると良いですね。

句点で区切られた「文」は、必ずしも一義でなくて良い

例えば、前項の冒頭にも書いた下記の「一文一義」です。

一文一義の例文
「一文一義」とは、一つの文で一つの情報だけを伝える文章テクニックのこと。

「一文一義の意味」をシンプルに伝えているですね。

反対に、その次に書いた「一文一義」ではありません

一文一義ではない例文
複雑な文よりもシンプルで伝わりやすいため、ビジネスメールや業務マニュアル、ブログなど様々なシチュエーションで取り入れられる手法です。

「一文一義がシンプルで伝わりやすいこと」と「様々なシチュエーションで使われること」の2つのテーマが組み込まれた文になっています。

でもこれを「一文一義」の文に分割しようと思ったら……なんかクドくなりそうだと思いませんか?

このように単位では、すべてを一文一義にする必要はありません。あくまで複雑になってしまいそうなタイミングで取り入れると良いでしょう。

見出しや記事単位の文章を「一義」で書くのは必須

しかし見出しや記事単位の文章は、必ず「一義」で書くべきです。

例えば「コーヒーメーカーの操作マニュアル」には、あくまで「コーヒーメーカーの使い方」だけが書かれています。つまり「一文一義」の文章ですね。

ここで、もしもコーヒーメーカーのマニュアルに「冷蔵庫の使い方」が一緒に書いてあったらどうでしょうか。……テーマがブレて、わけのわからない書類になりますよね。

あるいは「採用に関する相談」とタイトルを付けたビジネスメールに「採用の件」だけでなく「新人教育」のことや「昨日の商談のこと」も書いてあったら、わけがわからなくなって確認漏れが発生する原因になります。

このように、見出しや記事単位の文章では「必ず一文一義で書く」ことを覚えておくと良いでしょう。

一文一義の「文」と「文章」の書き方をマスターしよう

一文一義の文章の書き方をマスターしよう

では実際に「一文一義」の「文」と「文章」の書き方をマスターしていきましょう。

ちなみに、めちゃくちゃ簡単です。

とにかく「シンプルに1テーマで伝える」ということさえ意識すれば、すぐにでも書けるようになりますよ。

「一文一義」の「文」の書き方

始まりから句点までの「文」「一文一義」にするのは簡単です。

接続詞を使わないようにするだけですね。

例えば「〜〜ですが、」「〜〜のうえ、」「〜〜ですし、」「〜〜なので、」というような「二つの文章を接続する言葉」を排除すれば、必ず一文一義になります。

「〜〜は、〜〜だ」とシンプルな主語と述語だけで終わる文を書くよう練習してみて下さい。

「一文一義」の「文章」の書き方

「文章」を「一文一義」にするには、とにかく横道にそれないように意識すると良いでしょう。

例えば今回の記事は「一文一義」についてのみ説明する文章になっています。

たくろー
たくろー
つまり一文一義ですね。

そして大まかな見出しが3つあります。

  • 一文一義とは何?
  • 一文一義の文章を書くにはどうすればいい?
  • 一文一義のデメリットとは何?

順番に上記の内容を説明する構成になっていて、各見出しでは「一義」のみ解説しています。

ここで、もしも1つ目の見出しに「一文一義って何?」という説明と「一文一義の書き方は?」という説明が混ざっていると、一気に理解しづらくなりますよね。

さらにいえば、もしここに「句読点の使い方」という話題が入ると……横道にそれてわけがわからない文章になります。

とにかく「1テーマ」を意識しつつ、理解できる順番で解説していくことを心がけることで「一文一義」の文章が書けるようになりますよ。

一文一義の「文」は、多用するとデメリットもある

一文一義の文章には、デメリットもある

一文一義の「文」には、多用するとデメリットもあります。

全部の「文」「一文一義」にしようとすると、めちゃくちゃ味気ない文章になるんですよね……。

例えば、下記のような文章があったとします。

僕はwebライターとして働いています。すごく楽しいです。なぜなら文章を書くのが好きだからです。一日中書いても飽きません。だから僕にとっては天職だと思っています。ぜひあなたも始めてみてください。

上記の文章の中にある「文」は、全部「一文一義」になっています。そのせいで文章がブツ切りになりすぎて「小学生の読書感想文」みたいな文章になってますよね……。

次に、下の文章をご覧ください。

僕はwebライターとして働いています。僕が文章を書くのが好きだということもありますが、とても楽しい仕事ですね。一日中書いても飽きませんし、僕にとっては天職だと思っています。ぜひあなたも始めてみてください。

このくらい適度に続けた「文」にした方が、スムーズに読めると思いませんか?

このように「文」単位の話では、読み味を考えながら「一文一義」にするか考えると良いですね。

一文一義の文章は、シンプルで読者に親切

一文一義で書かれた文章は、とにかくわかりやすいのがメリットです。

しかし「文」単位は多用するのも考えものですので、文章全体のテーマは1つに絞りつつ「文」は工夫してみて下さい。

とにかく「その文章は1テーマでまとまっているか?」と考えつつ、読者にとって理解しやすい文章を書いていきましょう。

正しい文章の書き方6か条。間違いやすい表現に気をつけよう

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