どうも、たくろーです。

コピーライティングとは、一言で説明すると「商品と人を結びつける文章術」です。今回はそんな「コピーライティング」に関する正しい知識と、ブログ執筆に活かす方法を解説していきます。

コピーライティングとは?

コピーライティングとは

コピーライティングとは「商品」「読者」を結びつける文章術です。

これまであまり興味のなかった人に対して「あ、これって自分にぴったりじゃん」と思ってもらうのが、コピーライティングの役割ですね。

例えば「空腹なのに金がない人」「ハンバーガーショップ」を繋ぐために、

  • イメージで訴求する=「ワンコインでお腹いっぱい」
  • ダイレクトに訴求する=「いまならポテト無料」

こんな感じのコピーで宣伝します。

こんな風に「商品」と「読者」を結びつけるのがコピーライティングの目的であり、醍醐味ですね。

「イメージコピー」と「セールスコピー」に分かれている

イメージコピー・セールスコピーの違い

コピーライティングで書く「コピー(広告文)」は、イメージコピーセールスコピーに分かれます。

たとえばジブリ作品のコピーは「イメージコピー」の代表例ですね。

天空の城ラピュタ/「ある日、少女が空から降ってきた…」

千と千尋の神隠し/「トンネルのむこうは、不思議の町でした。」

イメージコピーは、「これはなんだ?」と興味を持ってもらったり、認知してもらうために使われるものです。

対してセールスコピーは、読者の行動を喚起するような文章です。

「先着30名にかぎり、5大特典がついてきます」

「いまなら1か月無料です」

たとえば上記のような、読者のニーズに直接語りかけて行動にうつしてもらうための文章が「セールスコピー」ですね。

まとめると、

  • イメージコピー:興味喚起や認知に使う
  • セールスコピー:行動喚起(最後の一押し)に使う

こんな違いがありますが、その本質は両方とも「商品と読者を結びつける」で共通しています。

コピーライティングとセールスライティングの違いとは?

コピーライティングとセールスライティングの違い

ちょっと図がゴチャゴチャしましたが、コピーライティングはセールスライティングの一部のようなイメージがわかりやすいですね。

セールスライティングは読者に狙った行動をしてもらうための文章術ですが、その一部でコピーライティングが使われます。

セールスライティングの流れ

  1. What(それは読者にとって何?)
    ↑これがイメージコピー
  2. Why(読者にとって、なぜそれが良い?)
  3. So what(読者は、どんな体験ができる?)
  4. How(読者はどうすれば上手にやれる?)
  5. Right now(読者が今すぐやる理由は?)
    ↑これがセールスコピー

セールスライティングにおいては、まず「その読者にとって、その商品がなんなのか?」を伝えますが、そこで用いられるのがコピーライティングの技術です。

我々ブロガーにとっては、このようにセールスライティングの一部として使ったり、あるいはアイキャッチ画像にその一文を入れて目を引いたりするために使えますね。

合わせて学習すると理解が深まりますので、下記の記事もチェックしておいて下さい。

https://kojin.blog/sellswriting

コピーライティングの書き方、2つのポイント

コピーライティングに必要な2つの要素

コピーライティングは、これまで知らなかった読者にその商品を認知してもらったり、あるいは行動を喚起したりする文章術です。

そんな文章を書くには、2つのポイントを意識していきましょう。

  • 徹底的な「読者視点」を持つこと
  • 「タグライン」を意識して書くこと

これらですね。順番に見ていきながら、コピーライティングの書き方を解説します。

徹底的な「読者視点」を持つこと

コピーライティングの良書である『セールスライティング・ハンドブック』の一節「明瞭なコピーを書くための11のチェックポイント」では、最初に「読み手を第一に考える」という見出しが出てきます。

たくろー
たくろー
それほどコピーライティングにおいて重要なのが、読者視点ですね。

その読者が「何に悩み、どう解決したいと思っているのか?」ということを明確にして、その解決策として「商品」を結びつけるのがコピーライティングです。

まずは「その商品をどんな読者に届けるのか?」というターゲット像やペルソナをはっきりさせたうえで書くのがコピーライティングの基本です。

例えばブログアフィリエイトなら、

  1. すでにその商品を使っている人物像を探る(SNS、リアルな知り合いなど)
  2. その人たちが、どんな悩みを解決するために、その商品を使っているのか探る
  3. 今回届けたい読者像を明確に設定する

こんな手順で設定します。

「タグライン」を意識して書くこと

タグラインとは「その商品は、こう使うものだ」と世間が認識している「レッテル」のようなことだと思ってください。

そのレッテル(タグライン)をガラッと塗り替え、新たな顧客に商品を届けられるのも、コピーライティングの魅力です。

PlayStationのコピーで有名な小霜和也氏の著書『ここらで広告コピーの本当の話をします。』の一節では、コピーライティングにおけるタグラインの重要性が語られています。

そこで「タグラインを塗り替えた例」として出されていたのが、エジソンが発明した蓄音機のエピソードですね。

もともとエジソンは、蓄音機を発明したものの使い道がおもいつかず「遺言を録音・再生するための機械」として売り出しました。

しかしあとから「音楽を録音して再生するのに使えばよいのでは?」と考えた人があらわれ「音楽の録音・再生機」としていっきに顧客が広がった、というエピソードです。

たくろー
たくろー
もともと「遺言録音・再生機」としてタグ付けされていた蓄音機を「音楽録音・再生機」というタグに塗り替えてしまったというわけです。 

つまりブログアフィリエイトでも同じように考えられます。

  • タグラインに沿って、従来客に届けるのか
  • タグラインを塗り替えて、新たな層に向けて届けるのか

この考え方の違いだけで、記事構成も全く変わってきますし、狙う対策キーワードも全く変わってきますよね。

その辺りも意識しつつ、コピーライティングを取り入れていきましょう。

コピーライティングをブログアフィリエイトに活かす具体的な方法

コピーライティングをブログアフィリエイトに活かす具体的な方法

それでは実際に、コピーライティングをブログアフィリエイトに活かす具体的な方法をお伝えしたいと思います。

コピーを使う場面ときいて、まっさきに思いつきそうなものが「タイトル」です。

もちろんタイトルも大切ではあるのですが、SEO対策である程度決まってしまう部分も多く、「読者と商品を結びつける」という観点では活かしきるのが難しいと考えています。

そこで今回は、ブログアフィリエイトにコピーライティングを活かす際にもっとも注力したいポイントを、「リード文」「見出し」「ボタンまわり」の3点に絞ってお伝えしていきます。

リード文のコピーライティングでは、記事と読者を結びつける

ブログのリード文に活かす方法

ブログ記事のリード文は、読者に記事を読み進めてもらうために「記事の内容を読者のニーズと結びつける」という役割をになっています。

イメージコピーをつかうのにもってこいですね。

基本的には、リード文に「誰に、どのように役立つ情報なのか?」ということが明確に示されていれば、その人に読み進めてもらえる可能性があがります。

たとえばですが、

リード文のコピー例

  • 「この記事の内容を実践したら、ブログアフィリエイト収入が前月比200%になる可能性があります。」
  • 「運動なんてしたことのない主婦ですが、このサービスを使ったら1か月で5kg痩せました」

こんな文章、よく見ますよね?これがイメージコピーです。

すこし胡散臭いイメージが漂いますが「アフィリエイトで稼ぎたいと思っている人」とか「痩せたい主婦」にはグサっと刺さるかもしれません。

ちなみにコピーだけ大袈裟に書いても、内容とリンクしていなければ離脱されてしまいますので「あくまで文中で書かれている内容をコピーに落とし込む」のが大切ですね。

コツは、コピーに具体的な数値を入れ込むこと。より説得力が出ます。

見出しのコピーライティングでは、商品と読者を結びつける

ブログの見出しのコピーライティングでは、商品と読者をマッチングさせることが大切

記事の目次は、かなりクリックされます。

このブログをヒートマップ分析したところ、より直接的に悩みを解決するタイプの記事であるほど、目次から見出しに飛ばれていることがわかりました。

記事によっては、およそ30%ほどの読者が目次をクリックしているケースもあります。

つまり目次に「読者の悩みと結びつける見出し」が用意できていれば、その悩みがある読者はそこをクリックし、ダイレクトに、かつスムーズに読み進めてもらえるというわけです。

ここで一番大切にすべきは、「具体性」ですね。

その見出しの中身が端的にあらわされていて、かつ読者のニーズと合っていればクリックされます。

わかりやすい例として「商品を比較するような記事」を考えていましょう。

たとえば「掃除機」を紹介する記事なら、下記のような見出しにしてしまいがちですが、どうでしょうか?

H2 おすすめの掃除機3選

  • H3 ダイソン V8 Fluffy Extra
  • H3 ツインバード TC-E123SBK
  • H3 マキタ CL108

この見出し名を見ただけでは、掃除機を選びにきた読者にはよくわかりません。一つひとつの項目の中身を見ていく必要があり、ある意味では不親切ですね。

そこでコピーライティングの「読者と商品を結びつける」という本質を活かすと、このような見出しになります。

主婦におすすめの掃除機3選

  • ダイソン V8 Fluffy Extra│パワーを求める人へ
  • ツインバード TC-E123SBK│コスパ重視の人へ
  • マキタ CL108│軽さや使いやすさ重視の人へ

こんな風に「その商品にどんな特性があるのか?」ということがわかる見出しにしておくだけで、目次をタップしてくれる率が上がり、つまり商品成約までも近くなります。

このように見出しの一つひとつにコピーライティングの技術をつかって気を配ることで、ブログアフィリエイトがもっと上手くいくでしょう。

ボタンまわりのコピーライティングでは、ニーズにダイレクトに訴求

ブログのボタンまわりに活かす方法

アフィリエイトのボタン周りのコピーは「マイクロコピー」と呼ばれることが多くて、とても大切な文章です。

どれだけ良いセールスライティングで読者の気持ちを盛り上げたとしても、ボタンまわりに気になる文章がなければ、なかなかクリックまで繋がりません。

たくろー
たくろー
アフィリエイト向けのWordPressテーマだと、やっぱりボタン周りに力を入れてますよ。

下記、2つのボタンを置いてみました。

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どちらの方がクリックされやすそうでしょうか?……下のボタンの方が押したくなりますよね。

次に、下記の2つのボタンはどうでしょう。

読書の秋、はじめてみませんか?
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Amazonの「kindle unlimited」のサービスをイメージして、上のボタンには「イメージコピー」を。下のボタンには「セールスコピー」を配置しました。

このサービスに一切興味のなかった人なら、上の「読書の秋、はじめてみませんか?」というボタンがすこし気になるかもしれません。

しかし、そこまで記事を読んでサービスについて気になっている人からすれば、下の「セールスコピー」の方が刺さりそうですね。

アフィリエイト記事でボタンまで辿り着いた読者は、興味のない人ではなく、比較検討している人です。

まとめると、

  • ボタン周りに何も文章をつけないよりも、コピーを付けたほうが良い
  • それが「セールスコピー」であれば尚良い

ということですね。

ボタンまわりにも気を配れば、かならず成約率が変わってきますので、ぜひ試してみて下さい。

(ちなみにイメージコピーは、その商品のことをよくわかってない人に対してバナー広告などで訴求するときの方が有効です)

コピーライティングが学べるおすすめ書籍

コピーライティングが学べるおすすめ書籍

最後に、僕が読んで「役にたったなー」と思ったコピーライティングの解説書をご紹介しておきます。

もちろん他にもコピーライティングに関する良書は沢山あります。

たくろー
たくろー
今回ご紹介するのは、あくまで「コピーライティングをブログアフィリエイトに活かす」という視点で役立つ3冊の書籍ですね。

ぜひこのような、本質的な内容の書かれた書籍で学ぶことをおすすめします。

『セールスライティング・ハンドブック』

セールスライティングとコピーライティングの本質的な知識が解説されています。ブログを始めるなら、1冊もっておくべき書籍です。

『人を操る禁断の文章術』

「コピーライティング」という言葉は一切でてきませんが、文章を書く本質的なことがよくわかります。これも読んでおくべきですね。

『ここらで広告コピーの本当の話をします。』

広告業界に寄っている内容ですので、ことブログに転用できる内容は上の2冊よりも少ないかもしれません。

しかし「コピー」の本質が書いてありますので、ぜひ一冊読んでおいて下さい。

コピーライティングをブログアフィリエイトに活かす方法まとめ

コピーライティングは「商品」と「読者」を結びつける文章術です。

つまりブログアフィリエイトにもピッタリで、コピーライティングを極めればあなたのブログの成約率を劇的に変えてくれるでしょう。

ぜひ今日から工夫してみていただいて、読者が思わず行動したくなるような素敵な文章を書いてみて下さい。