どうも、たくろーです。
「文章力がなくて、どうしてもうまく文章が書けない」
「文章で説明しようとしても、いまいち伝わらない……」
とお困りの方へ、現役webライターの僕が解決法をお伝えします。
僕自身、もともと文章が書けないなんて意識は無かったのですが、実際にブログとかメディアで文章を書き始めると「あ、文章の書き方なんて全然わかってなかったんだな……」と感じました。
そもそも文章を書く練習をした記憶なんて、小学校の読書感想文か、高校の小論文くらいしかなかったですし。
つまり文章が書けない原因は、ただの練習不足です。何も学ばずにとにかく書こうとするから書けないだけなんですよね。
で、なにをどう練習すればいいのかといえば「模倣」です。
スポーツにも英語にも数学にも「型」や「公式」があるように、まずは文章も「基本の型」の模倣から始めましょう。
というわけで、文章が書けない人でも「読んだ人が思わず行動したくなるような文章」が書けるようになる方法をお伝えしていきますね。
文章が書けない人は「模倣」しない。それが書けない原因だよ
文章が書けない人の多くは「模倣」しません。
「まあ、別にこれでいいや」って、なんとなくオリジナルの感覚で文章を書くクセが付いちゃってるんですが、基本的にはそれが「文章が書けない原因」ですね。
文章を書く練習なんてしようと思ってこなかったので、そもそも文章に「基本の型」があることを知らなかったり、肝心の「読む相手」のことを考えられていなかったり、そもそも「文章を書く目的」を忘れてしまっていたりします。
端的にいえば「文章をナメてる状態」です。それじゃいけません。
例えばビジネスメールでも「指示自体はわかるけど、理由とかが書かれていなくて上手く意図が読めない」みたいなことありますよね。そんなメールが来たら結局何度かラリーして質問しなきゃいけませんし、結局電話して聞くみたいな本末転倒なことにも繋がります。
そんな人の文章は「相手に行動してもらうために書く」という視点が欠けてしまっていることが多いので、とにかく相手に上手く伝わらないし、行動してもらえません。
でも、すでに「文章が書けない!」という自覚があるなら解決したも同然ですね。まずは基本の型の「模倣」から始めてみましょう。
まずは文章の基本の型「PREP法」を模倣しよう
何よりも覚えて欲しいのが、PREP法と呼ばれる文章の型です。
基本的にはこれさえ守っておけば、変な文章になることはないんですよ。文章を書くときは絶対これ。PREP法です。
- 結論:~~である
- 理由:なぜなら~~だからだ
- 具体例:例えば~~~は~~だ
- 結論:だから~~である
「結論→理由→具体例→結論」の4段階で書くと、文章が整理されてめちゃくちゃ伝わりやすくなるんです。webライティングでも、ビジネスメールでも、冷蔵庫に貼るメモでも、なんでもPREP法でOK。
とにかくこれを覚えましょう。例えば今回のお話も、
- 結論:文章が書けない人は「模倣」ができていない
- 理由:基本の型があるという発想すらなかったり、目的をわすれて適当に書いてしまったりしているから
- 具体例:適当に書いた結果、例えば「意図」がわからない文章になって相手に上手く伝わらなかったりする
- 結論:だから、まずは模倣しよう。PREP法だ
こんな感じでPREP法にならって書いています。
わかりやすいですよね。
文章が書けない人は「文章を書く目的」を思い出して
PREP法というフレームワークを知って頂いた次は、文章の中身の話題に移ります。
そもそもの話ですが「文章を書く目的」が何なのかご存じでしょうか?
この記事でもすでに何度かお伝えしましたが、文章を書く目的は「読んだ相手に行動してもらう」ことです。これは、どんな文章でも変わりません。
たとえば家電のマニュアルは、購入者に上手く使ってもらうための文章が書かれています。あるいはお母さんが息子にあてて冷蔵庫に貼ったメモ書きは「冷蔵庫の中のハンバーグを息子にレンジでチンして食べてもらう」ために書かれていますよね。
文章が書けない人ほど、この本質を忘れてしまっています。
読む相手のことは考えずにただ自分の知っている情報を書き記すことだけが目的になってるんですね。
PREP法というフレームワークを模倣して目的に沿った文章を書けるように、その「中身」の考え方も知っておきましょう。
まずは「読む相手」がいることを考えると良い
文章には、かならず読む相手がいます。まずはその「読む相手」が理解できる内容で、伝わる言葉遣いで書く必要があるんですよね。
極端な話でいえば、6歳の男の子と30歳の女性に向けて「文章の書き方」を教えるとして、同じレベルの文章で説明して良いわけがありません。18歳と70歳にスマホの機能を説明するときも、伝え方が違ってきますよね。
コツは「読む相手はすでにどこまで知っているかな?」と考えてみることです。
その人がすでに理解している情報の続きから書くのが正解で、たとえば鉛筆の持ち方から教えるのか、PREP法から教えるのか、という話です。あるいは難しい漢字は読めるのか、専門用語はわかるのか、という部分も関わってくるでしょう。
読む相手が理解できる内容で、相手に伝わる言葉を選びながら書きましょう。
必要な情報を整理してから書くと良い
文章を書くには、まずは「読む相手にどう行動してもらいたいのか?」という目的が必要です。そして、その目的を達成できるだけの情報も。
たとえば「高校生の息子が部活から帰ってきたら、ハンバーグをレンジで温めて食べてほしい」という目的でメモを書くとしましょう。
だとすると、必要な情報は「ハンバーグの場所」とか「温める時間の目安」とか、場合によっては「一人で食べろと言っている理由」ですね。
となると、それをPREP法に落とし込むと
- 結論:冷蔵庫にハンバーグがあるからレンジでチンして食べてね
- 理由:パパとデートしてくるからね
- 具体例:1分くらいでいいと思うよ
- 結論:ちゃんと温めて食べるんだよ
例えばこんな情報になります。
こんなメモなら簡単に書けますよね。でも、これがビジネスメールであろうがブログであろうが、どんな文章でも本質は一緒なんです。
難しく考えずに、読む相手に行動してもらえるだけの情報を整理してから書きましょう。
その文章だけで相手に伝わるか、必ず見直すと良い
書いた文章を見直すのは必須です。誤字だらけだったり、ワケのわからない文章は相手にとって非常に失礼だという認識を持ちましょう。
文章を書けない原因の話題のなかで「文章をナメてる」という言葉を使いましたが、文章をナメるということは「相手をナメてる」とも言い換えれます。
だってそれは「読む相手のために書かれた文章」ですからね。それが適当だったら、ナメてると思われても仕方ありません。
かならず上から下まで見直して、わからない表現はないか、誤字脱字はないか、情報がない状態で読んでわかる順序になっているか、と考えてみて下さい。
書いた文章の見直しがクセになれば、文章力は随分と上達するはずです。
文章を書けない人が練習するには、ブログかTwitterがピッタリ
で、ここまでの情報を読んだだけでは書けるようになりません。
必ず「書く練習」が必要です。
もちろん普段のビジネスメールなどで意識していけば上達していくとは思いますが、そんな悠長なこと言ってないで、さっそく書く練習をしましょう。
おすすめは「ブログ」か「Twitter」ですね。
ブログだと、文章の書き方の全てが学べる
文章を書く練習をするなら、やはりブログがピッタリです。ぜひ何か好きなテーマを決めて、自分の知識を誰かに教えるようなブログを始めてみて下さい。
人に読んでもらうことでモチベーションも保てますし、その意識で練習することで自然と上達していけます。「読んだ相手の人生を少し豊かにするため」という意識でブログを書いていくことで、文章の全てが学べます。
例えば僕は、これまでの経験から「ストレスなく働く方法」とか「文章の書き方」とかをメインに書いています。もちろん好みや持っている知識によって「家事の時短テクニック」とか「プラモデルの塗装方法」とか「ゲームレビュー」とか、なんでも良いと思います。
それが読者の役に立つことなら、ぜひ書きましょう。
文章の練習だと割り切るなら無料ブログで十分ですし、スマホでも始められます。文章が書けない状況を脱したいなら、ブログで文章を書く習慣をつくってみて下さい。
140文字で表現するTwitterも、文章を書く練習にピッタリ
ブログ以外には、Twitterも文章力の練習にピッタリです。
ブログだと何文字でも書ける分、ともすればダラダラと書いてしまうこともありますが、Twitterは違います。140文字しか書けません。
良くも悪くも文字数が限られていますので、伝えるべき言葉を取捨選択する必要があって、文章を書く練習にはピッタリですね。140文字以内で綺麗にPREP法でまとめると、非常に読みやすい文章になります。
Twitterでも「こんな情報を発信してるよ」というテーマを決めて、1日1ツイートとか目標を決めて書いていくと良いでしょう。
ブログはちょっとしんどいな……という方は、ぜひツイッターで気軽に練習を始めてみて下さい。
文章が書ける人を目指すなら、まずはPREP法を理解しよう
というわけで、文章が書けない人は基本の型がわかっていなかったり、文章を書く目的を忘れてしまっていたりします。
まずは「PREP法」というフレームワークを毎回意識したうえで、読んだ相手に行動してもらえるような情報を書くクセをつけていきましょう。
ぜひ文章が書ける人を目指して行って下さいね。