札幌の円山公園にはリスが沢山住んでいます。円山公園は札幌の自然公園で、円山公園駅から徒歩10分くらいの場所。つまり、駅から10分も歩けば野生のリスと遊べるスポットにたどり着けます

札幌ってすごいですよね。

しかしここで問題が一つ。円山公園はとても広いので、やみくもに行ってもどこでリスに会えるのかわかりません。

でも私は会える場所を知っています。

今回は特別に私が実際にエゾリスと出会えたスポットを3か所公開!秋に会えた4匹と、冬に会えた1匹のエゾリスの写真と共にご紹介したいと思います。

円山公園とは

円山公園とは

円山公園とは、札幌にあるだだっ広い公園です。春は桜が満開になって、花見をしながらバーベキューができるという本州では考えられないフリースタイルなスポット

円山原始林の北側に位置し、半端ない大きさの木や鳥やリスを見る事のできる素敵スポットです。

スポット名円山公園
住所札幌市中央区宮ヶ丘
入園料無料
駐車場なし(併設の北海道神宮にはあり)
TEL011-621-0453(円山公園管理事務所)

札幌円山公園へのアクセス

公共交通機関を利用する場合
地下鉄東西線・円山公駅園 徒歩5分

駅からとても近いのに、大自然を感じられる素晴らしいスポットです。

駅からのアクセス方法を詳しくご紹介します。

円山公園駅から円山公園へのアクセス

地下鉄東西線「円山公園駅」の改札を出ると、「円山動物園はこちら」といった案内が各所にあります。

しかも途中から地面が動物園コラボ仕様になります。すごい。(円山公園には動物園が併設されています)

なお動物園側の出口から地上に出れば、またすぐに「円山公園はこちら」の看板があります。かなり親切ですので、おそらく迷うことはないはず。

そして下の写真の素敵な建物が左手に見えてくれば、すぐそこが円山公園の入り口です。

円山公園前のレストラン

エゾリスってどんな動物?

エゾリスってどんな動物?

円山公園の風景やエゾリスと会えるスポットをご紹介する前に、リスがどういった動物なのかをご説明しておきたいと思います。

円山公園でよく出会えるリスは、「エゾリス」です。北海道で主に見られるリスですね。上に画像を用意しましたが、日本で有名な(?)リスは3種類。

ニホンリスとエゾリスは少し似ていますが、ニホンリスのほうがエゾリスよりも繊細な感じがします。エゾリスは生きる力が強そう。シマリスはハムスター感がありますね。

3種のリスの生態の違い

エゾリス

雑食で、冬眠せず年中動きます。季節によって活動時間帯が少し違い、春は朝から、夏は日出から日没まで、秋は昼、冬は朝といったサイクル。円山公園に会いにいくときも、このサイクルを考えて行くと探しやすいかもしれません。

ニホンリス

雑食で冬眠せず、基本的な生態はエゾリスと似ています。大きく違うのが生息場所が本州から九州までという所。

シマリス

1日15時間くらい寝ます。その情報だけでかわいい。おなじシマリスでもいろいろな種類がいて、冬眠しない種もいれば1年の半分くらい冬眠している種もいます。とにかく寝ます。

ちなみに北海道にはエゾシマリスという種類もいますが、1年の半分くらい冬眠しています。会えたらラッキーですね。

エゾリスの活動時間

今回はエゾリスと会えるスポットをご紹介しますが、会える確率を上げるためにはエゾリスの活動時間を把握する事も大切です。

エゾリスのおおよその活動時間は季節により違います。

午前中
日の出から夕暮れまで
昼間
午前中

一般的には上記のように言われています。

確かに秋に会いにいった時間はだいたい12時~13時頃。冬場に会えた時間は9時~10時頃でした。ご参考までに。

※確実に会えるとは限りません。運しだいです。

円山公園でリスと出会えたスポット

円山公園でリスと出会えたスポット

それでは、エゾリスと会える場所をご紹介します。

今回写真でご紹介するのが4匹+α。1匹目~4匹目ということで、1~4の数字を振っています。3匹目と4匹目は同じ場所にいたのですが、ここが駅から徒歩10分くらいでたどり着くところ

とてもお手軽にリスと会えます。

1と2は少し山登りが必要ですので、散歩気分でリスと会いたい方は3と4のリススポットをご参考下さい。

  1. 円山山頂への道
  2. 円山山頂付近
  3. 休憩スポット
  4. 休憩スポット

まずは1,2の円山山頂へ向かう登山道のご紹介から始めます。

円山山頂へのアクセス(登山道)

円山公園の入り口からマップ通りに円山登山道のほうへ歩いていくと、このような看板が見えてきます。

円山の登山ルート

このあたりが入り口になります。こちらは初見だと、

「えっ、ここ入っていいの?大丈夫?」

という雰囲気になっています。

というのも、こちら。

円山公園の登山ルート

結構すごいですよね。

お手軽な山登りスポットなのですが、カタギではない何かを感じます。

初見だと入っちゃダメにしか見えない道を進みます

「八十八か所とか書いてあるしヤダ…かえろ…」

と帰りたくなりますが、普通に入って大丈夫です。

円山の登山ルート

道すがらにこのように石像が並んでいますが、気にせず登ってください。
(八十八つの石像がいらっしゃるそうです)

ただ、これとはまた違う問題があります。

円山は思ったよりも道が険しい

険しさのジャンルが、いわゆる悪路。

円山の登山ルート

こういう生生しい道だったり

カラスが待ち構えていたり。

すれ違う方々みなさん普段着でスニーカーで散歩のように登っている方から、登山着でステッキを持って登ってらっしゃる方まで様々でした。(私は完全に前者のスタイル)

私が登ったのは初雪の次の日。

落ち葉も土も湿っていて非常に滑るというなかなかスリリングな環境下でした。

普段の晴れの日はもっと登りやすいはずです。

整備されている形跡もあり、多数の方が散歩感覚で登っている事には違いないです。

でも、初めて行く場合は最低限「滑りづらい靴」で行って下さい

円山の登山ルートのリスの家

ところどころにこういった鳥やリスの家が設置されています。

期待が高まりますね!

エゾリスと出会えるスポット

エゾリスと出会えるスポット

それでは、実際にエゾリスと出会えたスポットを、写真と共にご紹介します。

1匹目のエゾリス

少し登山道をすすんで①のあたりで休憩していると、少しずつ鳥の鳴き声が大きくなってきて木をカンカンする音が。

円山のアカゲラ

アカゲラがいました。

関西ではいくら自然のあるところでも、スズメやカラス以外の鳥を見られる事は殆どありませんでした。

さすが北海道はブレない。

札幌という200万人都市の中に、いろいろな野生の鳥がいます。

円山のシジュウカラ

こんな可愛いのもいました。シジュウカラです。

葉っぱをくわえた円山のシジュウカラ

こいつは咥えている落ち葉を好きな子(たぶん)にプレゼントしようとしてフラれていました。

残念。次がある。

と鳥を眺めていると、ガサガサッと音が。

円山のエゾリス

いた!エゾリス!

と、撮れたのはこの1枚ですぐにどこかに行ってしまいました。

しばらく待ってましたが現れず。

鳥はめっちゃ近くまでくるのに。

というのが1匹目のエゾリスとの遭遇でした。

2匹目のエゾリス

2匹目のエゾリス

2匹目のエゾリスと出会えたのは、円山の山頂付近。

「さすがに山頂そろそろかなー」と言いながら休憩しようと立ち止まり、ふと横を見ると目が合いました。

2匹目のエゾリス

「あ、どうも。」

もみ手しているエゾリスがすぐそこにいました。

このあと少し離れて隠れながら、こちらを見てきます。

2匹目のエゾリス

少しずつ近づいてきて

円山で出会った2匹目のエゾリス

ドングリを掘り起こしてくわえて木に登る

円山で出会った2匹目のエゾリス

木の上で頂く

円山で出会った2匹目のエゾリス

微妙に近くでチョロチョロして自己主張してきました(ように感じただけ)

20分ほどリスと戯れて下山しました。

3匹目と4匹目のエゾリス

3匹目と4匹目のエゾリスがいたのは木道の途中の休憩スペース。

動物園への遊歩道が木道になっているのですが、そのちょうど中間地点あたりにベンチの設置された休憩スペースがあります。

滑る落ち葉や土に恐怖しながら無事に山から降りて、「リス撮れてよかったー」なんて言いながら木道を歩いていると、現れました。

円山で出会ったエゾリス

あ、どうも。

円山で出会ったエゾリス

あ、こっちにも。

けっこういますね・・というのもこの辺りでどうやら餌付けされているようで、タイミングによって食べに現れるようです。

※餌付けダメって看板にも書いてあります。生態系を壊してしまいますので、真似しないようにして下さい。

とりあえずリスとは出会えました。

円山で出会ったエゾリス

エゾリスとゴジュウカラのコラボも。

冬にも行きました

円山で出会ったエ円山で出会ったエゾリスゾリス

冬に行ったときも会えました。

上のマップの3,4と同じ場所です。

最近のエゾリスはめちゃくちゃ近づいてきます。

円山で出会ったエゾリス

カメラに興味を示すエゾリス。

かわいい。

円山公園でエゾリスを探すコツ

円山で出会ったエゾリス

円山公園で出会えた4匹(+α)のエゾリスをご紹介しました。

自然の動物と出会うコツを少し掴みましたのでご紹介します。

1.その場でしばらくじっとする

1.その場でしばらくじっとする

鳥もリスもそうなのですが、じーっとすると良いです。「こいつは安全だな」と思って近寄ってきてくれる傾向にあります。

たとえば少し開けた場所などで、鳥の声に耳を澄ましてじっとしてみると、鳥やリスが近寄ってきてくれるかもしれません。

2.勢いよく動かない

2.勢いよく動かない

1と少しかぶりますが、動物は急な動きに敏感です。

出会うまでもそうですが、出会えた後も「かわいいー」とか急に走って近づいたりすると絶対逃げますのでやめてください。

息を殺して「私は安全だよ」とアピールして、ゆっくりと動きましょう

3.距離感を保つ

3.距離感を保つ

これは見つけたあとの話ですが、動物にもパーソナルスペースがあります。

カメラを持って少しずつにじりよったとき、一定の距離を保つように後ずさりされました。

あれにはショックを受けましたが…冷静に考えると「自分よりめちゃくちゃでかい生き物が少しずつ近づいてくる」のだから、普通に怖いですよね。

向こうから自然に近づいてくるのを待ちましょう。そして無理に触ったりはしないで下さい。

会えるかどうか、もちろんタイミングや時期もあると思いますので、一度で会えなくてもリベンジすればいつかは遊んでくれると思います。

北海道旅行の運試しにも良いかも?

円山公園の周辺スポット

エゾリスと会えるだけでも勿論最高なのですが、円山公園に併設されているスポットが2つありますのでご紹介しておきます。

北海道神宮

北海道で参拝客数ナンバー1の神社です。円山公園と併設されていますので、お散歩ついでにお参りできます。

スポット名北海道神宮
住所北海道札幌市中央区宮ヶ丘474
神門の開閉時間4月~10月:6:00-17:00
11月~2月:7:00-16:00
3月:7:00-17:00
元旦:0:00-19:00
入場料無料
お問合せ011-611-7810

円山動物園

札幌市民から愛される動物園。レッサーパンダがお気に入りで、たまに撮影しにいきます。2019年に象がやってきてリニューアルされています。

施設名札幌市円山動物園
住所〒064-0959 北海道札幌市中央区宮ケ丘3番地1
営業時間ここに説明文を入力してください。
入場料高校生以上600円
中学生以下無料
年間パスポート1000円
お問合せ011-615-8080

円山公園にいくべき理由

円山公園にいくべき理由
  • 野生のエゾリスと遊べる
  • 運動になる
  • 札幌から近くて便利

以上の理由から、円山公園を観光ルートにいれて損はありません!

お時間あればぜひ行ってみて下さい。

では。